元ハイリスク妊婦&ミニマリストの日記

妊娠19週からの切迫流産、20週にして子宮口が開き始めるも奇跡的に助かった小さな命。産まれた赤ちゃんにまさかの先天的な問題。ハイリスク妊婦として過ごした妊娠~出産~NICU入院までの経緯を文字に残すためのブログです。その他、育児奮闘記やミニマリストを目指す日常についてもゆるりと書いていきます★

【⑬一日のルーティーン】

県立病院での一日の過ごし方はこうでした。

朝 7:00起床
看護師さんが部屋にやってきてカーテンを開け、体調はどうか等簡単な会話をします。一人で点滴のガートル台を引きずって移動し、洗面やトイレを済ませます。


8:00 朝食
ベット脇のテーブルに運ばれてきます。上体を起こすとお腹が張るので、寝たまま胸の上に器をおいて食べます。食後は
カルシウム剤や便秘薬を飲みます。


9:00 内診
県立病院の産科の先生は、8人くらいいました。毎日ローテーションのように違う先生が来て、ベット上で内診です。「昨日は何回張ったか」「痛みや出血、流れる感じはないか」「胎動はあるか」を聞き、子宮口の開き具合を見て膣の洗浄、ミラクリッドが入れられます。これが毎日です。


9:30頃
お腹にモニターを付けて胎児の様子、張りを確認。


12:00 昼食


14:00
毎週水曜日はシャワー。この時だけ一時的に点滴が抜かれ、車椅子でシャワー室に移動します。シャワー室では介助なしで自分で洗います。シャワーのない日は蒸しタオルで清拭のみ。看護師さんによって対応が違い、蒸しタオルをぽんっと置くだけの人や、背中をゴシゴシ拭いてくれる人、ベット上で差し込み便器を使っておまたを水洗いしてくれる人もいました。


16:00頃
再度モニターで確認。毎週月曜日は分娩室に移動し、エコーで赤ちゃんの成長具合や異常の有無、推定体重等を教えてくれます。エコーは毎回主治医のA先生だったのですが、白黒の画面を見ながら「ここが右寝室でここが左心室で」「この丸いのが膀胱」など細かい説明を毎回してくれるので、少し詳しくなりました。


18:00 夕食


21:00 消灯、就寝



ざっとこんな感じです。楽しみなのは水曜日のシャワーと月曜日のエコー。あとは土日の旦那さんのお見舞いです。その他はずーっとテレビかスマホをいじって過ごします。


家からは片道3時間弱離れた県立病院。旦那さんはお見舞いに来てくれるのか…結果的には、出産までの3ヶ月間、毎週土日に泊まりで来てくれました。個室だったので簡易ベットで病室に泊まることはできるのですが、簡易ベットが超狭くて超固くて粗悪だったので、1回寝ただけで「もう簡易ベットは使わない」と言い、それからずっと車に泊まってました。車泊の方がずっと快適だったようです。毛布と寝袋で、万全状態でした。いつしか看護師さんの間では、「車中泊の旦那さん」と位置づけられていました笑


病食はもちろん美味しくなくて、旦那さんが持ってきてくれる果物や少しのお菓子が心の支えでした。点滴にはブドウ糖が含まれているようで余り糖分は摂らないように気は使いましたが。毎週月曜日に採血して検査するので…


あとはUSBに映画を入れて持ってきてくれたり、ゲームを持ってきてくれたりしてとかなり助かりました(*‘ω‘ *)


お腹の張りですが、1日に大体30回以上は張っていたと思います。その度に少しずつ子宮口は開き続けました。ウテメリンは2、3日であっと言う間に最大値に達し、それでも張りは落ち着きません。そして次に現れたのはマグセントです。


このマグセント、結構強い薬で副作用も強く現れることからネットでは別名「妊婦殺し」と呼ばれていました。恐ろしい名前…でも「妊婦殺し」だろうがなんだろうか、赤ちゃんの為なら耐えるしかないのです。