元ハイリスク妊婦&ミニマリストの日記

妊娠19週からの切迫流産、20週にして子宮口が開き始めるも奇跡的に助かった小さな命。産まれた赤ちゃんにまさかの先天的な問題。ハイリスク妊婦として過ごした妊娠~出産~NICU入院までの経緯を文字に残すためのブログです。その他、育児奮闘記やミニマリストを目指す日常についてもゆるりと書いていきます★

SIDS~乳幼児突然死症候群

SIDSとは、それまで元気で何の問題も無かった赤ちゃんが、睡眠中に突然亡くなってしまうという病気です。しかもこの病気、0歳児の死亡原因の第3位に入っています。



私は息子が退院して自宅に連れてきたとき、このSIDSが一番恐ろしかったです。なんでも、早産児や低出生体重児の赤ちゃんが発症するリスクが高い。


その次に恐ろしかったのは、窒息。初めて抱っこする新生児は本当に弱々しくて、直ぐに 死んでしまうのではないかという不安感が押し寄せます。布を被って窒息、というのは一番に想像できましたが、母乳やミルクを吐き戻し窒息というのは睡眠中に起こったら防ぎようがないんじゃないか、と思いました。



うちの息子も一度怖い思いをしたことがあります。まだ新生児の頃。3時間置きの授乳をしていましたが、夜中の授乳はとにかく眠い。しかし添い乳でも窒息の危険性があるので、必ず起きて授乳していました。授乳が終わるとゲップですが、すやすや寝ているのを起こすとまた泣くかも…というのと、自分の睡魔に負けてちゃんとゲップさせずに寝かしてしまうことがありました。




あるとき。夜中に、突然息子の苦しそうな、叫び声ともとれる泣き声で目が覚めました。その異常な声に旦那は飛び起きてつまづいて転びそうになりながらベビーベッドに駆け寄りました。


すぐさま息子を抱き上げると、口や鼻から母乳が溢れた状態で苦しそうに泣いていました。急いで縦抱きにして残りを吐き出させ、呼吸が楽になるようにしました。しばらくすると落ち着きましたが、もし、声をあげられずに窒息していたら、当然私たちは気づけませんでした。


恐ろしくて、息子をベビーベッドではなく私の直ぐ横に寝かせ、寝ずに監視しました。


その日から、どんなに眠くてもしっかりとゲップをさせ、頭を上方に少し傾斜をつけて寝かせるようにしました。でも暫くは怖くて眠れなかったです。




SIDSは窒息とは関係ありません。本当に突然に、予兆なく眠りながら亡くなってしまうのです。原因は判っていないのですが、しないよりはしたほうがいいという予防法が3つ。


①うつ伏せ寝にさせない。
受動喫煙させない。
③母乳で育てる。



家には喫煙者はおらず、完母で育てていたので②③はクリア。問題は①のうつ伏せ寝。息子は新生児のころは絶対にうつ伏せ寝はさせませんでした。中にはあえてうつ伏せ寝にする場合もあります。眠りが深くなったり、吐くのを防ぐこともあります。胃の入り口が背中側を向いているからです。


でも、寝返りが出来るようになると要注意です。息子はしばらく寝返りをしてうつ伏せになっても、さらに寝返って仰向けになることができませんでした。うつ伏せになって苦しくて泣く…の繰り返しです。寝返り防止にクッションをかませたり、横向きにさせたり、固めの敷き布団にしたりと気を遣いました。



そして、1歳現在。息子は寝るとき必ずうつ伏せになります。


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このお尻がなんともキュート(*´▽`*)


同じ年齢のママさん達に聞くと、やっぱりうつ伏せ寝をする子は多かったです。しかしもう当然寝返りも自由にできるので、窒息の心配はなさそうです。SIDSの心配も薄れてきました。



新生児の時はちゃんと呼吸しているかよく確認していました。生後4ヵ月くらいから、夜に1度も起きない時期があったのですが、朝になると飛び起きて生きてるかの確認。ほっぺたを突っついて、モゾモゾ動くと「良かった、生きてる」と安堵する毎日でした。


今となっては私の方が息子に頭突きされたりビンタされたり、髪を引っ張られて起こされる毎日です(;´Д`)