元ハイリスク妊婦&ミニマリストの日記

妊娠19週からの切迫流産、20週にして子宮口が開き始めるも奇跡的に助かった小さな命。産まれた赤ちゃんにまさかの先天的な問題。ハイリスク妊婦として過ごした妊娠~出産~NICU入院までの経緯を文字に残すためのブログです。その他、育児奮闘記やミニマリストを目指す日常についてもゆるりと書いていきます★

入院して90万円得した話

今回は保険の話です。私は切迫流産、切迫早産のために92日間入院して入院費を差し引いても90万円得しました。


入院した当初は長期入院と聞いて「一体いくらお金がかかるんだろう…」と金銭面でも心配でした。入院したことがないので、入院費がいくらかかるかなんて想像もつきません。


入院して1週間が経ち、M病院から県立病院へ転院した日。ふと、加入していた生命保険を思い出しました。「入院しているのだから、保険の給付対象だよね?」


この生命保険は、3年前くらいに父が勝手に加入していたものでした。理由は、当時担当していた保険の販売員がシンママで余裕がないのに、新規の契約が取れなくてクビになりそうだ、と言われて入ったと(笑)私は当初なんで勝手に!というのと、その方がかわいそうだから、という理由が納得できませんでした。しかし父から「最初の1年の保険料は俺が払うから」と言われ、まあ何があるか分からないから生命保険も必要か、と思ってしぶしぶ了解しました。結局その方は辞めてしまったみたいですが(ノД`)


この勝手に加入された生命保険、今となっては本当に入ってて良かった!と思ってます。


病室で保険会社に連絡しました。今、入院しているのですが、どうしたらいいですか?切迫流産で入院していると伝えると、「入院の期間はどのくらいですか?」と聞かれました。「ええっと…産まれるまでです。」「出産予定日は?」「1月13日です。」この当時は9月に入ったばかりの頃でした。「1月ですか?来年の?…それは大変ですね」さすがに動揺しているようでした。書類を送りますので、病院の方で記入して貰ってください等と説明を受け、電話を切りました。


出産予定日まで入院となると、5ヶ月間入院することになります。でも実際は、37週からが正産期といって赤ちゃんも十分成長し外の世界に出でも問題なく生きられるようになります。私にとっての37週は、ちょうどクリスマスあたりでした。先生からも、「37週になればもう頑張る必要はないから、そうなったら点滴外すよ」と言われました。張り止めの点滴を外す=今まで抑えていた張りが反動から一気に強くなり、陣痛へと変わり出産に至る、ということです。

 
ということは最長で4ヶ月の入院となります。4ヶ月ももてば、の話ですが。


大事な給付金ですが、加入していた保険は入院1日につき5000円。ただし女性特定疾病に当てはまれば倍の1万円が給付される、というものでした。切迫はそれに当てはまるのか?これは男性は絶対かからない病気だし…と思って聞いてみたら見事!当てはまりました。これで生命保険からは

入院日数×1万円+入院お見舞金

がおりることとなりました。


次に手に入ったのは入院直前まで勤めていた会社の健康保険からおりたお金です。会社には入院して2週間したくらいにはっきりと退職する旨を伝えました。「退職日はいつにするか」と聞かれ、旦那の扶養に入る手続きがあることからもキリがいい方がいいと思い、9月いっぱいは席をおいてもらうことにしました。


おりたお金はまず傷病手当。病気やケガで連続4日以上休んだ場合、給料の3分の2が支給されます。

次に高額医療費。1ヶ月の医療費が定められた「自己負担限度額」を超えた場合に健康保険から払い戻される。

あともう一つありましたが、なんだったか忘れました(笑)


そして次は支払うお金です。入院費っていくらかかるのか…((((;゚Д゚))))
ここで申請したのが先程も書いた高額医療費です。会社で加入している健康保険に申請します。医療費が高額になりそうな場合は、事前に加入先の健康保険に「限度額適応認定証」の申請をして、認定証をもらっておきます。この認定証を提示しておくと、支払い時に自己負担限度額を超えている場合には、自己負担限度額のみを窓口で払えばいいのです。


この自己負担限度額は所得に応じて違うのですが、平均は97000円ほどだそうです。私もそのくらいでした。


最初に入院していたM病院では手続きをしていなかった為、7日間の入院で9万円払いました。お高め‥(¯―¯٥)

でもその後きちんと申請したので県立病院では1ヶ月で9万ちょっとでした。


内訳はこう。

8月29日〜9月5日…9万強(M病院)
9月5〜9月31日…8万弱(県立病院)
10月1日〜10月30日…9万強(県立病院)
11月1日〜11月31日…42万弱(県立病院)

最後方がちょっと謎なんですが。私は11月24日に息子を出産しました。出産したら他の方と同じように1週間で退院です。なので11月31日に退院しました。妊娠、出産は病気ではないので保険対象外です。なので出産にかかる費用は実費ですよね。病院によって値段は違いますが平均で40万円前後かかります。ただし、加入している健康保険から出産育児一時金が支払われるので、結果としては自己負担はそれほどないようです。私の場合、出産育児一時金で42万円頂き、5000円余りました。


出産と産後の入院だけで40万以上かかるのに、11月の請求は41万5000円でした。それに私は入院してから産後もずーっと個室でした。安すぎない?と思いましたが損している訳ではないので特に聞きませんでした。


こうして、3ヶ月の入院をした結果、かえって懐があたたかくなりました。


ちなみに、息子は出生時未熟児だったのでNICUに入院したのですが、そこで提示された退院までにかかるであろう予定医療費はなんと600万円(✽ ゚д゚ ✽)目を疑いました。でも大丈夫、未熟児の医療費を助成する制度もちゃんとあります。後でまた書きますが、結果的に息子の医療費は1円も払わずに済みました。


ちゃんといろいろな制度はありますので絶対使った方がいいですし、保険料も税金も、真面目に払っていればいざというときいいことあるんだなあと実感しました。