【⑤「子宮頚管が短いです」】

胎動を感じるようになった18週頃、

下腹部もふっくらと出てきて

つわりもほとんどなくなっていた私は

通常の１日勤務に戻していました。

この時８月中旬。

私は夏風邪をひき、しばらく咳が止まりませんでした

咳をする度お腹に力が入り

圧迫されるような、何だか嫌な感じ…

ある時、帰宅する車の中でふいに下腹部が

ぎゅーっとするような感じがしました

ん？と思って触ってみると

子宮辺りがカチカチになっていました

これが１日に何回か起こります

もしかしたら気づかないだけで

仕事に集中している日中もなっていたかもしれません

私は、

赤ちゃんが回転して背中を押しつけてきてるのかな？♪

なんて思ってました。

本当にバカです

これこそ、

私と赤ちゃんを出産まで苦しめることになる「張り」だったのです

19週目に入り、いつものように妊婦検診に行きました。

体重と血圧を計り、経腹エコー

大分大きくなった赤ちゃんは

しっかり人間の形をして

重さは430グラム程になっていました

エコーでは手足を動かしたり

身体をくねらせている様子がはっきり分かります

M病院では４Dエコーがあり

さらにはっきりと赤ちゃんの様子をみることもできました

頭がホラーです(^-^;

「順調ですね(^-^*)」

とエコーの先生から言われました

次に内診です。

この日はいつものM先生ではなく、臨時の先生でした

経膣エコーをして

「念のため、子宮頚管長を視ますね」

と何やらエコー画面の数値が動きます

しきゅうけいかんちょう？なんだそれ

と思いながら待っていると

「あれ…短いな…」

と言いながら何度か計り直します。

「○○さん、お腹は張りませんか？」

張る？ってなに？

「いえ、分かりません」

「今も、張ってますよ。

それに子宮頚管が短いです。

詳しく説明しますので着替えてお待ちください。」

「…はい」

内診台を降りますが、頭は混乱しています。

おはなしルームに呼ばれます。

「○○さんはお腹が張りやすいようですね。

お腹が張る時は横になって安静にしてください。

子宮頚管という赤ちゃんが出てこないように

しっかり閉じておくべき部分が短くなってます。

お腹が張ると、徐々に開いて

さらに短くなる危険性があります。

お腹の張りを抑えるお薬を出しますので、

それで落ち着くかどうか

週明けにまたきてください。」

「…分かりました。」

詳しくは覚えていませんが、そんな内容だったと思います。

…張る。

…子宮頚管長。

会計を待っている間、ネットで急いで検索しました。

妊娠中のお腹の張りとは、子宮が収縮すること。

生理現象なので問題ないこともあれば、

そうでないときもある。

張るという感じが分からない人もいるが、

触るとバスケットボールのように堅くなっている。

子宮頚管とは、

赤ちゃんのいる子宮内と膣の間にある閉じられた部分。

風船で例えると空気が漏れないように結んだ部分。

出産まで決して開かない扉。

正常の長さは４cm。

何らかの原因により短くなると切迫流産の危険あり。

病院によっては２.５cmを切ると入院を指示されることも。

…切迫流産…？　流産？

…私は何cmだっただろうか。

特に先生からの説明はなかったが、

エコーのモニターに表示されたのは２cm台だったような…

この日は８月27日(土)。

明日は仕事も病院も休み。

月曜日は仕事。

火曜日は仕事が休みだったので

その日に次の予約をしました。

続きます！