元ハイリスク妊婦&ミニマリストの日記

妊娠19週からの切迫流産、20週にして子宮口が開き始めるも奇跡的に助かった小さな命。産まれた赤ちゃんにまさかの先天的な問題。ハイリスク妊婦として過ごした妊娠~出産~NICU入院までの経緯を文字に残すためのブログです。その他、育児奮闘記やミニマリストを目指す日常についてもゆるりと書いていきます★

【③心拍確認と仕事の決断】

妊娠検査薬で陽性反応が出て、

まだ仕事の継続について悩んでいた私は

トレーナーであり同い年の方に打ち明けました。


私「実は…妊娠したんです」


(この時の無知な私は、妊娠検査薬で陽性が出た=妊娠確定だと思ってました)


トレーナー「え~!おめでとうございます!!」



もともと生理が来ない…と話していたので、トレーナーもある程度は予想できたと思います。



またトレーナーは結婚3年経っても子宝に恵まれないという話もしてくれていました。



トレーナー「上司への報告はこれからですか?

ここは女性がほとんどの職場で、結構ハードじゃないですか。

以前に妊娠を理由に辞めていった人とか、育休取ったのに結局辞めたりとか、多いんですよね。

上司はあまりいい顔しないかも…」





やっぱり…そうか。



育児休業給付金は最低1年働かないと貰えないし、

車で45分もかけて通勤し、朝8時から夜19時までの仕事なんて続けられない。


保育園の送迎だってある。


トレーナーの話では時短勤務は望めないようでした。


何故なら1人許してしまうと皆に許さなくてはいけないから。


夕方からの人手は必要でした。


(後に上司に聞いた時も時短勤務はできないと言われました)



今考えると、これってどうなんですかね?



仕事、どうしよう…


同居していてお義母さんがいるので送迎を頼むことは出来ますが、

お義母さんだってパートがあるし、

何よりまだ同居して1ヶ月。

まだ関係が築けていません。

どちらかというとコワいです。


頼みづらい…



このタイミングで授かるべきではなかったか…




そんなことで、と思われるかもしれませんが、

本当に悩んでいました。


でも中絶を望んでいたわけではないです。


ただただ戸惑って、受け入れられない自分がいました。







旦那さんにもこの気持ちを打ち明けました。



すると返ってきた言葉に物凄く救われたのです。



旦那「赤ちゃんができた。こんな喜ばしいことに、悪いことなんて一つだってある?良いことしかないよ。

仕事は辞めちゃえばいい。」



仕事を辞めたい。そう思い始めていた私は、旦那さんの言葉で決断しました。


そうだ、何を迷っているんだ。


やりたかった仕事だけど。

このまま続けたかったけど。


しかし既に教えてくださってる方々、

まだやりたいという気持ち、

ぎりぎりまでは働きたいと思いました。











さて、妊娠検査薬で陽性反応が出たなら、病院に行かなくては!



旦那さんと相談しながら、M病院に行ってみることにしました。



まず電話をします。




受付「はい、M病院です。」


私「あの、初めてなんですが、産科を受診したくて…」


受付「里帰り出産ですか?」


私「いえ、妊娠検査薬をしたら陽性が出て…」


受付「ああ、妊娠してるかどうかの確認ですね。それなら婦人科に来てください」



あ、そうなんだ…

ここで初めて妊娠確定じゃないことを知りました…(^-^;






初めての受診は旦那さんと一緒に行きました。


先ずは問診票。


印象的だったのは、妊娠継続を希望するかどうかの確認の欄があったことです。


世の中、いろんな事情の方がいるからなあ…



まずは尿を取って妊娠検査薬で調べているようでした。



そして内診です。


この内診台、今まで子宮頸ガンの検査の時ぐらいしか乗ったことがなく緊張です。



ショーツを脱いで上がります。


お腹から下はカーテンに仕切られて見えません。


旦那さんも部屋に呼ばれました。




Dr.「エコーで視てみましょうか。」


経膣エコーです。


妊婦のエコー=経腹エコーのイメージだったのでここでもびっくりです。



頭上のモニターで見覚えのある白黒のエコー画面が揺らいでいます。



すると黒い丸とその中の白い豆つぶが現れました。











トットトットッ…






規則正しい不思議な音が聞こえます。









Dr.「赤ちゃん、いますね(^-^)

この小さな白い丸、分かりますか?

これが赤ちゃんです。

黒い丸は赤ちゃんのお部屋です。

この音は赤ちゃんの心臓の音ですよ」



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なんだかじんわり温かいものを感じた後、

何故だか涙がこぼれ落ちました。










これが、私の赤ちゃん!!


これが、私の赤ちゃんの心臓の音!!


少し早くて(赤ちゃんの心拍数は大人の2倍程)、


そして力強くて…





私が仕事のことで悩んでる間、


生理来てくれって思っていた間、



君は確かに私の子宮の壁にしがみついて

心臓を作って、

一生懸命、生きるために、動かしていたんだね…



この小さな豆つぶがたまらなく愛しい。






旦那さんは私が泣いているのに気付きながら、


「おお~」と言って先生の話を聞いています。






この子を守る。何があっても絶対に産む。



そう決めました。